逢ふことも なみだに浮かぶわが身には 死なぬ药も何にかはせむ
不见之缘 悲泪满衣襟 不死灵药又何用
わか弓(ゆみ)の力は龙あらば ふと射杀して 首の玉は取りてむ
此弓之力 箭可射杀龙 取其首级之玉珠
まことかと闻 きて见つれば言の叶を 饰れる玉の 枝にぞありける
华丽之辞 假几可乱真 奈何玉枝非俗物
限りなき 思ひに焼けぬ皮衣 袂かはきて けふこそは着め
苦恋之火 不能燃此裘 今日逢君泪始干
なごりなく 燃ゆと知りせば皮衣 思ひの外衣 置きて见ましを
华美之裘 炽火了无痕 徒有虚表枉用心
年を経て波立ち寄らぬ住の江の まつかひなしと闻くはまことか
此生之待 燕子之安贝 缥缈之说可是真
おく露の光をだにぞ宿さまし をぐら山にて何もとねけむ
微露之光 怎与月争辉 大概取自小仓山
今はとて 天の羽衣着るをりぞ 君をあはれと思ひいでける
归去之时 羽衣轻着身 慕君之思深无奈